国産A重油制度について
国産A重油石油石炭税還付制度とは、農林漁業者の保護育成を図るため、租税特別措置法に基づく、国産の課税済みA重油を農林漁業者に農林漁業の用途に限って販売した場合、原油を輸入した際に納税された石油石炭税のうち、証明された(農林漁業の用途の)使用量に相当する分を納税者(国産A重油の製造者)に戻す(還付する)制度で、平成元(1989)年4月に創設されました。
納税者が税の還付を受けるためには、国産A重油が確実に農林漁業の特定用途に使用されたことを確認する必要があるため、本会及び石油組合では国の依頼を受けて、登録業者から提出される書類(購入証明総括表=以下「総括表」)に基づき国産のA重油が野菜や果実などのハウス栽培又は漁船の燃料などに使われたことの確認(確認業務)を行っています。
農林漁業用国産A重油を販売した登録販売業者は月ごとに「総括表」を作成し石油組合へ提出することが必要となります。総括表自体の記載内容は簡単なものですが、販売数量が多い場合や販売単位が小さく販売先が多い場合など、枚数が多くなり手書きでは多大な労力を必要とする場合もあります。
そのため、全石連では簡単に総括表が作成・印刷できるソフト「全石連農林漁業用国産A重油総括表作成支援システム」を構築し、無償で登録販売業者に提供し、総括表作成の省力化を図っています。総括表にはいつ(販売日)、誰に(販売先の名称、住所、電話番号)、どれだけ(販売数量)販売したかを記入しますが、このシステムを利用すれば予め登録販売業者や購入者(販売した先=農林漁業者)の情報を登録しておくことで、何度も同じ情報を入力する必要がなく選択キーによる自動入力が可能となります。
「全石連農林漁業用国産A重油総括表作成支援システム」は《こちら》から、国産A重油制度の登録販売業者ならどなたでも無料でダウンロードできます。
農林漁業用国産A重油を販売するためには本会に登録が必要となります。登録をご希望の方は事業所の所在する石油組合にお申し出ください。また本会にお問い合わせいただいても結構です。