2015年4月


給油所店長・身体張りナイフ男取り押さえ
(4月22日付)

親水公園の緑あふれる住宅街に位置する足立区の田中商事(田中敏晴社長)西綾瀬給油所前で、大きな事件が発生した。4月5日午後3時過ぎ、宮田明徳店長が通行人から110番通報を要請されたので前方を見ると、男(60歳)が顧客車両のタイヤにナイフを刺していた。
 宮田さんがすぐ警察に通報しながら近づいていくと、犯人も気づき自転車に乗ったまま向かってきたため、逃がさないよう正面に立った。その距離数十センチ。犯人はナイフで脅しながら、自転車を乗り捨てて反対側に向かう途中、居合わせた子ども1人の手を取って歩き始めた。「これはまずい」と咄嗟に追いかける宮田さん。すると犯人は子どもの手を離し、手りゅう弾のようなものを投げつけてきた。黒い煙が少し上がり、「怖かったが、このままではまただれかが襲われる」と無我夢中でさらに追いかけると、なお犯人はナイフを振り回し、逃げようとした。背中にリュックを背負っていたので、隙を見て引きずり倒したが、再び手りゅう弾のようなものを出したのでそれを取り上げ、最後にナイフもなんとか取り上げた。そして、顧客のラーメン配達員がちょうど通りかかったので加勢を得て男を取り押さえ、警察官に引き渡し無事逮捕に至った。犯人とはもみ合いになったが、防寒ジャンパーを着込んでいたこともあり、無傷で済んだ。
 宮田さんは「常時だれかが店頭で周囲の様子を見ている。地域社会の一員として“こどもをまもろう110番”活動にも参画してきた。なにより、自分にも子どもがいるので無我夢中だった。とにかく、だれも怪我人が出なくて良かった」と振り返る。事件後、道路が封鎖されたため給油所の営業を切り上げざるを得ず、宮田さんは事情聴取に追われたが、翌日には給油所前を通る人たちと頻繁にあいさつを交わす日常が戻った。
 開店約50年の歴史を持つ地場給油所と、地域社会・顧客・住民との密接な関係。このつながりを大事にしてきた同社の運営姿勢と宮田さんの行動が、街の安全を守った。





寄付金付き自販機設置し犯罪被害者支援
(4月17日付)

山形県石油組合酒田支部(畠中昭治支部長)の組合員で構成する酒田地区給油所暴力対策協議会(畠中昭治会長)は、会員会社の5給油所に「犯罪被害者支援寄付金付自動販売機」を設置する社会貢献活動を実施している。同販売機では1本につき5円が被害者支援に充てられる。
 現在、同自販機を設置しているのは日之出石油・コスモニュープラザ大宮給油所、フジクラ産業・酒田オオマチ、宮海給油所日石・宮海給油所、丸輝石油・高砂給油所、荘内エネルギー・サンポートいずみ給油所の5ヵ所に各1台設置。自販機には「被害者支援自動販売機」と明記されて、「あなたの買ったジュース代金の一部が犯罪被害にあわれた方々の支援のため、裁判所等への付添い、弁護士相談、カウンセリング等に役立てられます」と趣旨を説明している。
 畠中会長によると県内には約70台の同自販機が設置されており「設置台数が増えれば被害者の弁護士費用支援などで助かる人も多くなる。金額的には多くはないが、社会貢献活動ができればということで設置した」と話す。
 酒田地区給油所暴力対策協議会は1992年に酒田支部の組合員給油所をメンバーに立ち上げており、今年で23年になる。山形県石油組合では唯一の給油所暴力対策協議会で、畠中会長は「馴染みがなかった警察との非常に良い情報交換の場となっている」と話す。今回の犯罪被害支援自販機の設置についても情報交換するなかで「署長から犯罪の被害者の状況についての説明や自販機のことを紹介されて、設置に賛同する会員の協力で昨年4月からスタートした」という。昨年12月には被害者支援活動への貢献で酒田警察署長から感謝状が贈られた。


酒田地区給油所暴力対策協議会の畠中会長


被害者支援自販機には支援内容を掲示している(日之出石油・コスモニュープラザ大宮給油所で)




野口氏に吉川英治文化賞・給油所での非行少年雇用に対し
(4月17日付)

非行でつまづいた青少年のための活動を続けている野口石油(北九州市、JX系)の野口義弘さん(写真)が10日、「吉川英治文化賞」を受賞した。
 同文化賞は、財団法人・吉川英治国民文化振興会が主催し、講談社が後援。日本の文化活動に貢献した個人やグループに贈呈している。今回はシベリア抑留者の遺骨収集や水俣病患者への支援を続けている人たちとともに受賞した。
 野口さんは「少年たちは自分の居場所がないために非行に走っている。少年たちと同じ目線で、真正面から向き合うことで心を開いてくれる」という信念で、20年以上にわたって少年たちを給油所で雇用。温かいまなざしに見守られて立ち直った少年は120人に達する。
 受賞について野口さんは「身に余る栄誉で身が引き締まる思いです。私たちの給油所はまっすぐな心を持った少年たちに支えられています。反対に感謝の気持ちがいっぱいで、受賞を励みにこれからもささやかながら力を尽くします」と話していた。


吉川英治文化賞を受賞した野口義弘さん




「運転中の眠気」8割が体験
(4月15日付)

パーク24が「タイムズクラブ」会員を対象に実施した「長時間運転と眠気」に関するアンケート調査(有効回答数6200件)によると、「運転中に眠気により危険を感じたことがある」ドライバーが8割に達した。また、ドライバーは運転頻度(運転の慣れ)に関係なく眠気による危険を感じていることもわかった。
 眠気を感じた際の対処としては「休む」(76%)、「食べる」(37%)、「ドリンク剤を飲む」(24%)、「同乗者と会話する」(23%)などが上位だった。
 一方、連続運転の最長時間は平均6時間。最多は「3時間」(20%)で、「4時間」(16%)、「5時間」(15%)と続き、「8時間」(8%)などの長時間運転も目立った。  春の行楽シーズンを迎え、ゴールデンウィークが迫る中、出がけや出先の給油所でも安全・安心走行のチェックやアドバイスを通じ、快適ドライブをサポートしたい。



茨城県石油組合・小学生にクリアファイルを贈呈
(4月10日付)

茨城県石油組合(宇田川仁一郎理事長)は県庁内で毎年恒例となっている、クリアファイル贈呈式を開催した。石油組合からは布市勝副理事長兼社会貢献対策事業委員長と事務局、県からは小野寺俊教育長が出席した。
 県内の全小学校1年生に配布するクリアファイルには、仮に登下校中に不審者に遭遇、もしくは体調不良となった場合、給油所が緊急避難連絡所となることだけでなく、防犯や交通安全、災害安全などのポイントを「ひばりくんと5つの約束」として分かりやすく解説している。同石油組合では給油所の社会貢献事業「かけこみ110番」の一環として実施しており、不審者がもっとも出没しやすい10月には強化月間として給油所店頭でノボリをたて、実地訓練を行うなど、児童の保護活動に尽力してきた。
 布市副理事長は「配布は児童生徒の安全確保を目的に2006年度から継続してきたが、新デザインの物ができたので届けに来た。県内の全小学校には、各市町村の教育委員会を通じ、地元支部長から配布している」と述べ、小野寺教育長は「寄贈は今回で9回目と、長きにわたり児童の安全確保に尽力していることに深く感謝する。地域の給油所は子供達の安全安心な場所としての役割を果たしていると聞いている。クリアファイルには学校や家庭、地域の防犯意識の向上に役立つ。これからも協力をお願いしたい」と謝意を示した。


クリアファイルを県に贈呈する布市勝副理事長(右)




国交省・燃費の良いクルマを公表
(4月8日付)

国土交通省は、2014年「燃費の良い乗用車ベスト10」を公表、「普通・小型車」ではトヨタアクア(JC08モード燃費で1リットルあたり37・0kmロ)、ホンダフィット(36・4kmロ)、ホンダGRACE(34・4km)をトップ3にHVが上位を占拠する中、9位にディーゼルのマツダデミオが唯一ランクされた。
  また、「軽自動車」ではスズキアルト(37・0km。OEMのマツダキャロルも同様)ダイハツミライース(35・2km。同スバルプレオプラス、同トヨタピクシスエポック)、スズキワゴンR(32・4km。同マツダフレア)と続いた。