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2016年8月


セルフSS9,728ヵ所、セルフ化率3割突破
 
   石油情報センターがまとめた3月末の全国セルフSS数は、前年同期比198ヵ所増の9,728ヵ所となった。登録SS数に占めるセルフの割合は1.4ポイント増の30.1%と、1998年4月の有人セルフ解禁から18年間で3割を突破した。需要減などを背景としたガソリンの過当競争の激化により、全国的なSS減少に歯止めがかからない状況の中で、セルフが石油流通市場での影響力を着実に高めていることが浮き彫りとなった。
 15年度下半期(15年10~16年3月)の新規出店数は147ヵ所、撤退数は49ヵ所だった。新規出店数・撤退数とも上半期(163ヵ所、63ヵ所)を下回った。セルフ解禁以降の総出店数は1万930ヵ所に対し、撤退数は1,202ヵ所と1割強が撤退に追い込まれるなど、セルフ間の激しい過当競争を物語る結果となっている。
 都道府県別にみると、純増は40都道府県に上った。このうち、宮城と愛知が各14ヵ所増の243ヵ所、608ヵ所、次いで兵庫・福岡が各10ヵ所増の405ヵ所、398ヵ所などガソリン需要が多く、販売競争が激しい大都市圏での出店が目立っている。増減なしは3県。純減は3ヵ所減の佐賀(100ヵ所)2ヵ所減の北海道(497ヵ所)と石川(148ヵ所)、1ヵ所減の長野(211ヵ所)の4県だった。
 また、セルフ数最多は愛知で、次いで北海道、埼玉(489ヵ所)、千葉(441ヵ所)、神奈川(430ヵ所)の順で続いた。
 一方、セルフ率は神奈川の46.7%、次いで埼玉の45.2%、石川の41%、愛知の40%と4県が4割超。3割超えは15府県となった。特に近畿6府県では、和歌山を除く5府県が3割を超えるなど、セルフ化率の高さが目立った。