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2016年3月


1世帯あたり乗用車保有1.14台に 2015年国勢調査
 
  総務省がまとめた2015年国勢調査の人口速報集計結果によると、全国の人口は前回調査(10年)比0.7%減の1億2,711万人で、1920年の調査開始以来、初めて減少した。また、世帯数は2.8%増の5,340万世帯で、調査開始以来一貫して増加しているものの、増加率は鈍化。この結果、1世帯あたり平均人員は2.38人となり、減少傾向が続いた。一方、自動車検査登録情報協会による乗用車保有台数(軽4輪含む、15年11月末)は6,096万台で、1世帯に平均1.14台保有している格好だ。
 人口は、1920年の5,596万人から、50年後の70年には1億人を突破したが、95年調査以降は伸び率が2%を割り、昨年はついに減少に転じた。地域別では、東京(1,351万人)、神奈川(913万人)、大阪(884万人)、愛知(748万人)、埼玉(726万人)の順に多く、逆に少ないのは鳥取(57万人)、島根(69万人)、高知(73万人)、徳島(76万人)、福井(79万人)と続いた。東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)の合計は3,613万人で、全人口の28%を占めている。
 増減率をみると、増加が8都県(前回は9都府県)に対し、減少が39道府県と全体の8割超に達した。最も伸びたのは沖縄(3%増)、最も減ったのは秋田(5.8%減)だった。
 また、全1,917市町村中82%で人口が減り、その中でも「5%以上減少」が48%と約半数に拡大、うち「10%以上減少」も12%にのぼった。人口が多いのは東京特別区(927万人)、横浜市(373万人)、大阪市(269万人)、名古屋市(230万人)、札幌市(195万人)など。
 一方、全国の世帯数は青森、秋田、和歌山、高知、鹿児島の5県以外で増加。地域別では、東京(669万世帯)、神奈川(398万世帯)、大阪(392万世帯)、愛知(306万世帯)、埼玉(297万世帯)の順に多かった。増加率上位は沖縄(7.6%)、宮城(4.8%)、東京(4.7%)、埼玉(4.5%)、愛知(4.3%)、福岡(4.2%)と続いた。
 こうした結果、1世帯あたり平均人員は0.08人減の2.38人となり、1970年の3.45人から徐々に減少を続けている。地域別にみても全都道府県で減少。世帯人員数が多いのは山形(2.85人)、福井(2.82人)、佐賀(2.76人)、少ないのは東京(2.02人)、北海道(2.21人)、大阪(2.25人)などとなった。
 これに対し、乗用車の1世帯あたり平均保有台数は5年前比で0.02台増の1.14台と微増。地域別にみて多いのは福井(1.81台)、富山(1.80台)、山形、群馬(各1.76台)、栃木、茨城(各1.73台)、少ないのは東京(0.47台)、大阪(0.70台)、神奈川(0.77台)、京都(0.87台)、兵庫(0.99台)で、全国の42道県は1家に1台以上保有している格好だ。