マンスリーeye‎ > ‎視点‎ > ‎

2015年11月


11月ガソリン小売価格・半分が税金に
 
   レギュラーガソリン価格に占める石油諸税の割合が5割に―。資源エネルギー庁の週次小売価格調査をベースに試算したところ、11月平均(16日まで)132.2円のうちガソリン正味価格が66.1円、ガソリン税53.8円と石油石炭税2.54円を含めたうえで消費税を上乗せした石油諸税合計が66.1円で同額になった。石油業界挙げて是正を訴え続けている「税負担の重さ」が改めて浮かび上がった格好だ。
 年度別にみると、消費税率5%だった2013年度は年平均レギュラー価格157.1円、うち石油諸税63.6円、正味価格93.5円で税金割合は40.5%、消費税率が8%に増税されて地球温暖化対策税も上乗せされた14年度は158.1円、うち石油諸税68.1円、正味価格90円で43%だったのに対し、15年度(4月~11月3週まで)は138.9円、うち石油諸税66.6円、正味価格72.3円で48%となっている。この税金割合48%は、過去10年間では09年度(49.4%)に次ぐ水準だ。
 一方、ガソリン正味価格で比較すると、15年度の72.3円は過去10年間で下から2番目(09年度63.3円、06年度73.7円)。また、近年における月次の最高値は08年8月の119円(うち石油諸税64.6円)、最安値は09年1月の45.8円(同60.9円)で、直近では最高値時期のほぼ半値まで下落した。
 ガソリンにかかる石油諸税は、課税根拠を失ったにもかかわらず暫定税率25.1円が課せられたままのガソリン税、12年10月からは石油石炭税に加えて地球温暖化対策税が段階的に上乗せされ、さらには、これらに消費税を単純併課する状態が続いている。11月における消費税額の内訳は、正味部分が5.3円、ガソリン税部分が4.3円、石油石炭税部分が0.2円の累計9.8円に達する。