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2015年6月


運転免許保有数・3割が60歳以上に
 
 

  警察庁が集計した2014年末現在の運転免許保有者数は前年比0.3%増の8208万人で、45年連続の増加となった。男性は0.1%減の4543万人だったが、女性が0.7%増の3665万人に増えたためで、女性比率は44.6%に達している。ただ、04年末と比べた年代別の構成比をみると「30歳未満」が20.1%(1574万人)から14.3%(1177万人)と下落したのに対し、「60歳以上」が19.5%(1525万人)から28.9%(2371万人)と大幅上昇、10年前の“ほぼ拮抗状態”から大きく様変わりして「60歳以上」が「30歳未満」の2倍強を占めるなど、免許保有者の高齢化が進んでいる実情が浮かび上がった。SS来店者の相対的な高齢化、女性ドライバーの増加に対応した運営が一層求められそうだ。
 運転免許保有者数は1966年の2286万人から73年3千万人、79年4千万人、84年5千万人、90年6千万人、97年7千万人、08年8千万人と各大台を突破し、70年以降は45年連続で増加し続けている。そのうち、男性は09年の4554万人をピークに頭打ち傾向がうかがえるが、女性は70年以降45年増え続けており、過去30年間で倍増、21年間では1千万人増加。この結果、女性比率は70年の18%から45%弱に達した。日本の総人口(14年10月1日現在推計値)に対する運転免許保有率としては、男性の74%(16歳以上だと86%)、女性の56%(65%)となる。
 都道府県別では、10年前に比べて運転免許保有者が減少したのは高知(2.9%減)、和歌山(1.6%減)、秋田(1.3%減)、青森(0.7%減)、徳島(0.3%減)の5県、その他42都道府県は増加しており、特に沖縄(13.1%増)、東京(11.5%増)、愛知(8.8%増)、滋賀(8.2%増)、神奈川(7.1%増)などでの増加が目立った。
 また、14年末の年代別構成比を04年と対比してみると「16~19歳」は1.9%(149万人)から1.2%(99万人)、「20~24歳」は8.0%(627万人)から5.8%(480万人)、「25~29歳」は10.2%(798万人)から7.3%(599万人)へといずれも減少。これに対し、「30歳代」は22.3%(1745万人)から18.5%(1518万人)、「40歳代」は18.3%(1432万人)から21.2%(1742万人)、「50歳代」は19.8%(1548万人)から17.0%(1398万人)、「60歳代」は13.0%(1018万人)から17.5%(1439万人)、「70歳以上」は6.5%(507万人)から11.4%(932万人)と40歳代、60歳代、70歳以上でいずれも増加して高齢化が進んだ。
 そのうち「80歳以上」も180万人(うち85歳以上が48万人)に達し、10歳代の1.8倍を数えるに至っている。