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2015年2月


経営実態調査・赤字企業数4年ぶり悪化
 
 
  全国石油協会がまとめた2013年度石油製品販売業経営実態調査によると、営業利益ベースの赤字企業割合は前年度の42.5%から48%に増加し、4年ぶりに前年を上回った。SSを取り巻く経営環境が一段と厳しさを増していることが明らかになった(表①)。また、赤字企業に営業利益率の低い「0円以上500万円未満」の黒字企業まで含めると構成比は前年の72.9%から74.7%に増加し、経営体力が脆弱な零細企業ほど厳しい経営状況に追い込まれていることが浮き彫りになった。調査は、47都道府県企業数割りで1万社を対象に実施。回収率は28%(2,773社)だった。報告書は順次、47都道府県石商をはじめ調査協力事業者らに送られる。
 店頭販売価格は、原油価格の急騰を背景に、レギュラーガソリンの平均が8.5円上昇の145.4円、ハイオクが8.4円上昇の155.7円、灯油が5.8円上昇の95.1円、軽油が7.6円上昇の124.8円と前年を大幅に上回る高値で推移した。粗利はレギュラーが0.3円上昇の9.7円に若干良化したものの、2年連続で2桁を割り込んだ。灯油も0.1円上昇の12.1円。一方でハイオクが0.3円下落の10円、軽油が0.8円下落の12.9円に悪化した。
 営業利益ベースでの赤字企業の割合は48%と、4年ぶりに前年を上回り、悪化が進んだ。1~10ヵ所以上までの運営SS数別にみると、1SS運営の赤字企業の割合は52.9%に達し、3年ぶりに赤字企業の割合が50%を突破するなど、経営悪化が深刻化している。運営SS数が少ないほど、赤字企業割合が高い傾向が現れている。
 総仕入れに占める系列外仕入れ比率は、レギュラーが1.7ポイント減の34.9%、ハイオクが1.8ポイント減の25.3%に減少する一方で、灯油は0.3ポイント増の50.6%、軽油が0.2ポイント増の45.1%に増加した。系列と系列外仕入れの平均格差はハイオク、レギュラーは前年と変わらず5.1円、4.8円だった。
 セルフとフルのSS運営形態別(表②)にみると、仕入単価差はハイオクが0.2円上昇の1.5円、レギュラーは0.1円上昇の1.5円となった。灯油は0.4円上昇の1.1円、軽油は0.7円下落の1.2円。一方、販売単価差は軽油が0.2円上昇の4.2円、灯油が前年と変わらず4.8円となったが、ハイオクは0.2円下落の5.6円、レギュラーは0.3円下落の5.4円だった。特にセルフは激戦地区に出店しているケースが多く、販売・粗利単価とも低迷状態が続いている。
 このほか、今後のSS経営については「継続する」が1.7ポイント減の68.8%に下落し、「廃業を考えている」が1.4ポイント増の10.9%へと増加した。廃業理由については、ガソリンなどの過当競争の影響に伴う「粗利益減少」が最も多く、5.3ポイント増の51.8%と2年連続でトップだった。