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2013年3月


クレジットカード調査~カード利用率給油所は4位
 
 

  クレジットカード会社大手のJCBがまとめた「クレジットカードに関する総合調査」によると、カードを利用する業種として給油所は、ネット通販、携帯電話、スーパー、プロバイダーに次いで4番目に多く、年々その利用率が高まってきていることがわかった。元売各社が価格値引きなどのカード戦略による顧客の囲い込みに積極的に取り組んでいることや、最近の原油価格の高止まりによる小売価格の上昇などが大きく影響しているものと見られる。
 過去3ヵ月のクレジットカードの利用業種を見ると、オンライン・インターネットという商取引形態からカード利用が主流となっているネット通販での利用が最も多く36.2%を占めた。次いで携帯電話(28%)、スーパー(24.5%)が2割を超える。給油所での利用は年々増加傾向にあり、12年は10年比で1.6ポイントアップの17.5%を占めた。銀行引き落としが種類となっている電気(16.1%)やガス(11.9%)でも徐々に利用が広がっている。生活費に占めるカードの利用割合は12年で28.9%に上るなど増加傾向にあり、同社では「日々の暮らしで定期的に発生する日常的な決済シーンでのカード決済が順調に広がりつつある」と分析した。
 給油所での利用状況を見ると、地域別では、「甲信越・北陸」が23.3%を占め最も多く、次いで「東海圏」が21.8%、「中・四国」が20.3%といずれも2割を超える。「首都圏」(15.9%)、「近畿圏」(14.7%)は15%前後に止まるなど、大都市圏での利用は意外に低いことがわかった。伸び率では「中・四国」が11年比で5.6ポイントとアップし、利用率は一気に2割を超えた。
 性別で見ると、男性・30代(22.5%)、40代(23.4%)、50代(22.8%)が2割を超え、利用率が高い。女性では40代が3.9ポイント増の14.8%、50代が5.3ポイント増の16.4%まで利用率を伸ばした。元売各社がカード利用による値引きで顧客の囲い込みを強化しており、価格に敏感な家計を預かる主婦層を中心に、積極的な利用が目立っていることが浮き彫りになった。
 カードの保有率は87%で、11年度の88%、10年度の90%に比べ若干の減少傾向。1人当たりの保有枚数は平均3.5枚で横ばい。
 1番多く利用するカードは月平均5.3枚、4.9万円の利用。11年の5.2回、4.8万円に比べ微増となった。
 同社では「必要なカードだけを保有する傾向に加え、1枚のカードへの利用集約(メインカード化)傾向が継続している」とした。