マンスリーeye‎ > ‎視点‎ > ‎

2012年8月


12年度セルフ数・147ヵ所増の8,596ヵ所
 
 

 石油情報センターがまとめた2011年度末の全国セルフSS(=給油所)数は、前年度比147ヵ所増の8,596ヵ所となった。この純増数は、セルフ草創期の99年度(106ヵ所増)以来の低水準。11年度は新規出店も267ヵ所にとどまり、07年度から5年連続で前年度を下回り、新規参入が年々鈍化している。ただ、過当競争の激化によって、SS総数が漸減傾向にある中で、セルフ率は22.8%に上昇、市場での勢力は着実に拡大している。
 11年度のセルフ新規出店数は267ヵ所と、232ヵ所となった2000年度以来、11年ぶりの低水準となり、大幅に出店数が鈍化した。これに対して撤退数は120ヵ所と、08年度から4年連続で100ヵ所を超えた。累計では、有人セルフが解禁された98年4月からの出店総数は9,396ヵ所、撤退総数は800ヵ所となった。SS業界の厳しい競争環境を反映し、セルフ解禁から14年間で、全体の8.5%のセルフが淘汰に追い込まれた格好だ。
 一方、11年度第4四半期(12年1~3月末)の出店数は45ヵ所に対し、撤退数は33ヵ所となり、純増はわずか12ヵ所にとどまった。ここ数年セルフの出店攻勢は影を潜めている。
 資源エネルギー庁が発表した11年度末の全国登録SSを分母としたセルフ率は、前年度に比べ1ポイント増の22.8%に達した。SS数が前年度比で1,034ヵ所減の3万7,743ヵ所となった。減少数は3年連続で前年度を下回ったほか、減少率も2.7%と、05年度末(2.2%)以来6年ぶりの低水準となり、SS淘汰の流れに一時的に歯止めがかかった格好だが、SS数の減少とともにセルフはそのシェアを伸ばし、着実にその存在感を高めている。